永末 優子
葬祭事業部
どのようなお仕事を主にされていますか?
ご葬儀の依頼からご葬儀当日までのサポートを行っています。具体的には、私がご葬儀の担当者として、ご遺族が会館に来られてからのお世話、式場や棺などの準備、お花の手配など多岐にわたります。何かお手伝いさせていただけることはないのか常に考えながら、ご遺族の方の気持ちになって接することを心掛けています。
やりがいを感じているのはどのようなところですか?
ご葬儀は、お亡くなりになられてから告別式までの約2日間という短い時間の中で完結しなければなりません。自分とは年代が異なる喪主様をお相手に、故人様への想いやご葬儀に関する希望などを汲み取っていく必要があります。また、限られた時間の中で、期待以上の式にして、滞りなく終わらせることは、本当に難しいことです。入社してすぐのころは、気持ちを落とされているご遺族にどのようにお声掛けをしたらいいのかわかりませんでした。しかし、先輩方の姿から学び、自身も経験を積んでいったことにより、今ではスムーズにお話を伺う力が身に付きました。無事に式を終えて、「ありがとう」、「お世話になりました」とお言葉をいただけた時には、特にやりがいを感じます。
記憶に残っているエピソードは何ですか?
ご葬儀に参列くださった方にお渡しするお礼状を、間違えてお渡ししたミスがあります。その時は、間違ったお礼状を持ち帰られた方への謝罪、そしてご遺族様のお宅にも謝罪のため、何度も伺いました。最初はお怒りで全く相手にしていただけませんでしたが、何度も通ううちに「メモリードさん」ではなく、「永末さん」と、名前で呼んでいただけるようになりました。最終的に、閉ざしていた心を開いてくださり、ご葬儀の御礼まで言っていただけました。当然、仕事はミスをしないことが一番ですが、この失敗があったからこそ、その後の対応の大切さを学ぶことができましたし、自分を成長させることができました。
今後はどのようなビジョンを持っていますか?
この仕事を始めて6年目を迎えました。後輩が多くなり、指導をする機会が増えてきています。この1、2年の間は、研修係として後輩たちの1年間の研修カリキュラムを組み、ご葬儀担当者として独り立ちするまでの指導を行っています。まだまだ、手探りですが、自分で学んだことを伝授していけたらと思っています。業務の進め方だけではなく、ご遺族の気持ちになって接することができる人材を育てていくことを目標としています。
就活生へ何かアドバイスはありますか?
業種を絞らずにまずは自分がどのような働き方をしたいかを考えながら、色々な業種を見てみるのがいいと思います。それによって視野を広げることができます。少しでも興味があれば、どんどん企業訪問などで現場を見る機会を増やすといいでしょう。そうすることで、知らない世界からの発見や、様々な考え方の人に出会えます。また、業務の内容だけで会社を選んでしまうと、長く続かない場合もあります。勤め続けることができる会社であるかどうかも、正社員として入社するのであれば考えた方がいいと思います。万が一、結果が不採用だとしても、落ち込んでいても時間だけが過ぎていきます。可能性はいくらでもあるので、気持ちを切り替えていくことが大事です。頑張ってくださいね。
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